アシストだけではない！！歯科助手から広がる可能性とは

歯科業界で活躍する人財にスポットを当てたキラキラインタビュー。
第一弾は、歯科助手として活躍する山﨑さんにお話を聞きました。

※勤務年数は2022年現在

歯科の世界に入ったきっかけは、些細なことから…

ーーーー歯科助手を始めてみようと思ったきっかけは何でしたか？
山﨑ひろ絵さん（以下：山崎さん）：
今の職場に就いたきっかけは、実は・・「自宅から近い」が一番の理由でした。
２２歳でフリーターだったので、正社員として働きたいと考えていて、たまたま手にしたタウンワークの求人を見て、受付ならできるかな～、という軽い気持ちで応募しました。
歯科のことは右も左もまったく分からない状態で思い切って飛び込んでみると、院長先生が面接でとても明るくて、面白い方で楽しそうだし、初めて会う私にとても期待して下さって、ここで働けるなら働きたい！そう思いました。

ーーーーそうなんですね！意外です笑。

山﨑さん：そこから色々な悩み事などもあり、今のようにやりがいをもって歯科助手を出来るようになるまで、また歯科助手の魅力に気づくまでには時間はかかりました。
院長先生が愛情をもって育ててくださり、仕事の楽しさを見いだせるようになってからは今の歯科医院で働くことが自分の喜びで使命のように感じるようになり、これからも地域に貢献できるよう長く働きたいと思っております！

ーーーー今はどんな仕事や業務をされていますか？
山﨑さん：アシスタント業務、カウンセリング業務、受付を兼任し、院長先生の補佐として事務長をしております。
またHPの管理以外にもSNSにも力を入れており、チームのみんなで撮影したYouTubeの編集、公式LINEの管理、発信。マーケティングとして物販のPOPづくりや、イベント企画運営を行っております。
現在は㈱Oral・HAPPYの代表取締役として採用活動やスタッフマネジメントをしております。
有資格者である先生、歯科衛生士、歯科技工士を支える為にできること、患者様、チームのみんなの喜びを実現するために常に模索、追及しながら歯科助手としての役割の可能性を広げていくことを日々頑張っております。
自分にできることは何でもやります！

ーーーーさすがパワフルです！歯科助手として気をつけていることはありますか？
山﨑さん：自分のやりたいことを考えるのではなく、院長先生が望むこと、クリニックにとっての現状の一番を選択することです。
また患者様とのコミュニケーションやクリニックとして提供していきたい「食べる喜びや幸せ」の為に、ホスピタリティや医療の質を落とさないこと、維持することだけではなく組織として向上していくことを大切にしています。
常に院長の進みたい方向を共にできるよう、スタッフ間の対話はとても大切にしています。

自らの学びを分かち合い、
ともに成長できる組織へ

ーーーースタッフをサポートしながら院長先生を支えていらっしゃるんですね。山﨑さんが思う歯科助手のやりがいは何でしょうか？
山﨑さん：患者様との繋がりの中で幸せに貢献できているということが一番です。
「美味しくたべられるようになって本当に嬉しい」「あなたにまた会いにくるね！」「あなたがいてくれると安心する」そんな風に患者様との関係性が出来ていって、幸せや喜びが毎日に詰まっていて、毎日がやりがいの連続です。
またチームのみんなで立てた目標を達成したり成し遂げたりすることは喜びです。また仲間が患者様から信頼されていくことで成長している姿を見ると私自身もとても嬉しくなります。
ひろいしファミリーというあたたかい仲間に出逢えたことは私にとって嬉しく宝のような存在です。

ーーーー素晴らしいですね。逆に、仕事で大変だと思うことはありますか？
山﨑さん：大変だと思うことは、医院の想いや在り方を継承し人を育てるということです。
チーフとして歯科助手をしていますが、次の世代へ継承していくことは自分でやる何倍ものパワーが必要です。大変ですが、やりがいもあり喜びもあります。時にはうまくいかず、色んな感情が込み上げてきたり、自分のふがいなさを感じ落ち込むこともありますが、私は学び続けることで乗り越えられていると思います。
初心にかえることができたり、新たに知識や物事の捉え方の視点を習得することで自信に繋がったり、また同じように学んでいる方々との出逢いに刺激や元気をもらい、自分の世界が広がります。
「学ぶことは人生を豊かにする」という言葉を以前講師の先生に教えていただいたことがあります。本当にその通りだなあと感じています。
また、仕事はもちろんですがプライベートでも楽しむことは欠かせません！バランスよく休息もし、自分の心と体にも耳を傾けながら良く働き、良く学び、良く遊ぶ！これがモットーです。

ーーーープライベートとのバランスも大事ですよね！今後はどのように活躍されたいですか？
山﨑さん：私は歯科助手の役割や必要性、可能性を広げていくことを医院ではもちろんですが、もっと多くの歯科医院でも根付いていってほしいと思っています。歯科助手も医療従事者の一人として歯科医療を提供するチームの一員の一人。
院長先生を支え、仲間を土台で支える医院にはなくてはならない存在になり、医院で活躍したい！という歯科助手が一人でも多く増えていけば、歯科助手の存在価値はもっと高くなり、歯科助手として働きたい！とこれから仕事を選んでいく子供たちにもそう思ってもらいたいです。
そうすることで歯科医院もより豊かになり、幸せになる患者様が増えていって欲しいです。
その為にまずは自分自身がその姿をみせていくこと、だと思っています。

歯科助手の経験を活かして、
新たなチャレンジを

ーーーー山﨑さんは歯科助手の教育もされているんですよね？
山﨑さん：現在は㈱オフィスウェーブの認定講師として澤泉仲美子代表のもとで学び歯科助手教育にも携わらせていただいているので、講師としても歯科助手の可能性を開花させてもらうようなサポートをしていきたいです。
また、歯科業界は離職が多く、結婚や出産を機に離れてしまうことがよくあります。
歯科助手は特に他の仕事を選ぶ人も多いと思います。女性が人生の様々なステージで自分を諦めず、ママになっても女性として社会の一員としてキラキラ輝き活躍できる場を作っていきたいです。そして歳を重ねても長く働ける業界にしたいです。
現在、代表取締役に就任させていただいている㈱Oral・HAPPYを地域の住民の方と繋がりながら多職種と連携し、訪問診療も含めて貢献できるような会社として育てていきたいです。
現在は介護分野も勉強中です！またいただいたチャンスをしっかり掴み何事にもチャレンジしていきたいです！

ーーーー介護も勉強中とは！頭が下がります。山﨑さんから見た患者さんから愛される歯科助手ってどんな人ですか？
山﨑さん：患者様から愛される歯科助手は「笑顔」がまずは一番です。
そして元気！声かけが行き届き患者様お一人お一人のことをよくみて、思いやりの心があり相手が望む期待を超えるような接遇が身についていて、来院して下さる患者様へ幸せをお届けするために愛と感謝を言葉や姿勢、行動で表現することとができる人を私はいつも目指しています！

クリニックで求められる
スタッフ像を常に考え行動する

山﨑さん：経営者にとっては働くスタッフは仕事に前向きな姿勢や素直な心でいること。同じ方向を向いて仕事ができる事や一生懸命さや応援したくなるような可愛さになるのではないかと思っています。
また相手の目線を大事にできる、相手目線をもってくれていることやコミュニケーションのキャッチボールができることも愛されるスタッフに繋がる大切な事だと思います。
同僚の場合はお互いに思いやりの気持ちを持ち合えるかどうかや一方的ではなく、相手の意見も尊重して大事にできたり、お互いのポジションを理解して大切にできて、助けられる人。
合う合わないはあると思いますが相手の事を想って意見を伝えられたり、損得勘定なく関係性を持てて、自分の機嫌で態度を変えずに仕事ができたり、接することができる人。一人で突っ走るのではなく、協調性をもっていてみんなと歩むことを大事にしている人。
そしていつも信じてくれる人を私は尊敬します。
そしてそんな風になりたい！といつも思いながら自分の在り方を見つめなおしています。

ーーーーありがとうございます！
最後に山﨑さんが働く上で大切にしていることがあれば教えてください。
山﨑さん：「ミッション」をもって仕事をするこです。何のために私は歯科助手として働くのか？
それは「患者様を幸せにすること」食べる喜びを感じていただき、最後までご自身の歯でおいしく食べる健康なお口を維持していただくこと。
歯科治療のその先にある幸せで豊かな人生をサポートしていくために私はその使命を持たされて今の職場にいる！そのミッションをもって私は自分にできることになんでもチャレンジし、継続して実行する力を育てています。
患者様をご案内する時は「今からこの患者様を幸せにする！」と心の中で唱えています。

ーーーーーーーーーー
皆さんの中にも自宅から職場が近いため歯科業界に飛び込んだという方はいらっしゃるのではないでしょうか？

通勤しやすい職場が働きやすい環境になり、自身もやりがいを感じて働けるようになることはとても幸せなことですよね！
歯科助手として働き方やキャリアアップに悩まれている方は是非、山﨑さんの仕事との向き合い方を参考にされてみてはいかがでしょうか？

シカレッジのキラキラインタビューでは、「みんなで歯科をイキイキと！」をコンセプトにクリニックで活躍されているスタッフさんのインタビューを紹介しています。

次回もお楽しみに！